康雲窯について

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現在の生活様式にふさわしい陶器の製作

文禄、慶長役を境に朝鮮から多くの陶工が渡来し、 岸岳諸窯およびその系統、松浦系、武雄系、多久系、平戸系に分布し、
在来の陶工達とともに各地に窯を開いて窯煙をあげるようになり、 すばらしい焼き物の多くの技法により 唐津焼の黄金時代を出現させました。
それらは基本的な技術は共通しているが窯場によって、土味や器形、 絵文様の筆行きなどにそれぞれ特色があります。

康雲窯は1992年に開窯 唐津系の製法で主に茶碗・皿・湯飲みなどの器を作陶。
素朴な土物「唐津」と上絵・赤絵などを あしらって華やかな特色を取り入れながら 「新しい武雄の焼き物」を目指しています。
武雄市一帯で焼かれる土物は「唐津系」が主流。 従来の焼き物に「武雄焼」というブランドはありません。
しかし、焼き物は温泉と並ぶ武雄の産物「唐津焼」の 名声に頼らず「武雄焼」の確立と古唐津の伝統をふまえ
現在の生活様式にふさわしい陶器の製作を 追及したいと思って居ります。

何卒愛陶家皆様のご指導とご愛用を切にお願い申し上げます。

窯主・山口康雄

 

先人達の思いを継承し未来へつなぐ

1955年~1973年の高度経済成長期で日本の生活様式は様変わりを致しました。
大量生産、大量消費で我々の生活はとても豊かになりました。
便利な世の中になり工業技術も高まり”器づくり”も大量生産ができる時代になっています。
しかし、大量生産ができる世の中になったのも先人達の技術の継承と苦労の上に成り立っていると考えております。
当窯では、先人達が培ってきた技術や技法を昔ながらに継承し未来へ繋く使命があると考え、
年に2回程度の登り窯での作陶及び蹴ろくろでの作品作りを行っております。

特に登り窯は3日間薪をくべ続け1,300℃まで窯の温度を上げていきます。
先人の苦労を思う時間でもあります。
窯を開けてみないと器の風景が分からないですが、上手くできた時の喜びや新たな発見は最大の魅力です。
土から成型して薪で焼いて器になる。
すべて自然が生み出してくれていることに感謝するばかりです。